広告右往左往

ダイアリーからこちらに引越しました。新しいものはポチポチ書こうと思っています。相変わらず広告屋のおっさんのしがないぼやきでしかありませんが、よろしかったらどうぞ~

2009-01-01から1年間の記事一覧

「Being digital 2007」 その6【最終章】

Ⅲ-2-C.収益モデルの考え方前述のようにこれまでの広告会社の収益の源泉がマスメディアのコミッションにあったと言う事が、これまで述べてきたような広告会社の課題解決能力に対してフィーと言った形で対価を求める事に対して広告主サイドに抵抗感を産んでき…

「Being digital 2007」 その5

Ⅲ-2-B.「営業機能」の再定義従来から広告会社は広告主と言う媒体社と言う「二つのフロントライン」に向いた組織体制を取っている。 一方で広告主の宣伝予算と言う資産を預かり、他方で媒体社の広告スペースと言うこれも大切な資産を預かるために二つのフロン…

おっと

「明けましておめでとう」のアーティクルが数秒フライングだったみたいですね(笑)

明けましておめでとうございます

「日記」と言うものは、やっぱり元旦に書くものだと思ったので、まずは新年のご挨拶をアップしました。 年末の休みからだらだらと自己満足なものをアップし続けちゃいましたが、ひとまず大晦日ですべてアップし終わったので、また元のゆったりペースで思いつ…

「Being digital 2007」 その4

Ⅲ-2-A.コアとなる組織、職務のイメージⅢ-2-A-1.「プランニング機能」の再定義ビット=デジタル化した情報をハンドリングしたコミュニケーション・プランニングを行う時の前提として、「自動適応性」「自己記述性」と言うビットの持つ性質をハンドリングする…

「Being digital 2007」 その3

Ⅲ.ビット・ビジネスとしての広告業の明日Ⅲ- 1.広告会社に求められる役割の変化日本における広告会社のビジネスはこれまでテレビ、新聞などのマスメディアの広告枠の販売によるコミッションをその収益の中心に据えてきた。しかし、前章までに見てきたような広…

「Being digital 2007」 その2

Ⅱ-2.スケーラビリティと言う考え方「デジタルの世界は、本質的にスケーラブル【拡張や変更が自由】なものである。」 とネグロポンテは主張している。 アナログなシステム、或いは考え方の下では新しいものや事が登場する時には、古いシステムや考え方が「過…

「Being digital 2007」 その1

Ⅰ.being digital 19951995年。 ビル・ゲイツ率いるマイクロソフトから「Windows 95」が世の中にリリースされ、パーソナルコンピュータが本格的に、オフィスや家庭に普及を始めた。1993年当時の米国副大統領だったアル・ゴアによって提唱された、全米のコンピ…

いま改めて Being digital

これから掲載するドキュメントは、2007年に某業界の懸賞論文に応募した原稿をベースに加筆訂正をしたものである。某業界の懸賞論文では入賞も出来なかった。いろいろ原因はあると思うのだけれど、一番の原因はその時の懸賞論文に設定されていた「テーマ」に…

仕事はスキルでなくアートであるべき

広告・コミュニケーションと言うか、マーケティングの世界がここ数年加速度的にdata drivenなものになってきていると言う実感がある。 少し古いデータになるけれども、2007年にアクセンチュアから発表された「Accenture Global Digital Advertising Study 20…

やっとタイトル決めました

ずーっと未定だったのですが、さすがに何か中身に近いタイトルにしようと思い、このタイトルにしました。 広告屋としての今の心境をストレートに言うとこんな感じ。 業態として生き残るためには、「今までの成功体験の延長線上に無い事」にチャレンジしなけ…

「広告」と言う概念、「広告会社」と言う業態

先日、広告に関する学会に参加してきた。自分が関与している業界に関する学会と言う事もあり、少しばかりのお手伝いをしている事もあって、「全国大会」と言われる集まりには出かけている。 前々から、学会に参加していわゆるアカデミックの先生方のご研究を…

今更ながらブログ

なんだか今更って感じなのですが、ブログと言う形でなんとなく考えている事や、感じた事をここにメモのように書き留めておこうかと思ってスタートする事にしました。 基本は仕事およびその周りにまつわる事で気になった事を書こうと思っているのだけれど、あ…