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スマートフォンって・・・

先日遅ればせながらプライベートの携帯電話を、サムソンのギャラクシーSに機種変更した。i-phoneが出たときからスマートフォンを「欲しいな」と思いながら(商売柄持っていろよというプレッシャーも受けながら)、どうしても「キャリアを変える」というハードルを越えられず(電波の状況とかあるものねぇ)、いわゆるガラケーを使い続けていた。
電話としての機能は、もちろんガラケーでも何の問題も無く、むしろ電池のもちなんていう事まで考えれば、完成度が高いツールと言えなくもないと、今でも思ってるし、不便を感じる事も無かった。

しかし、実際にギャラクシーSを手に入れて、自分はこの手のデジタルながジェット好きだったと言う事を思い出さされた。
というのも、そもそもPDA(Personal digital assistant)好きで、Palm threeのIBM版のWork padが国内で発売されたときに真っ先に飛びついて使ったりしたと言う個人的な歴史(笑)があり、ギャラクシーSを使った時に真っ先に「似ているもの」としてこの手のPDAだなぁと思ったのでした。

このworkpadni外付けで携帯電話を(まだアナログだったかも)つないで外からメールをチェックできると言う環境も揃えて、スケジュール管理や簡単なメモなども含めて、かなりガリガリ使い込んでいた。
その後、後継機種として本家PalmPalm fourを使っていて、この機械はデザインも含めてかなり気に入っていたし、「グラフフィティ」という独特のアルファベットを使う入力法も、かなりスピーディーに入力が出来る事もあって、Palm系のマシンには愛着を持っていた。

その後、やっぱり持ち歩ける軽量のPCライクなマシンが欲しくなって、出始めのWindows ceを積んだHPのjordanaの最初のモデル(680だったっけ?)を購入して、これにdocomoの64kのPHSを挿して使っていた。(これって、そのカード部分を元に戻すと通話の出来るPHSだった)
このマシン、悪くは無かったのだけれど、やっぱりPCとしては中途半端、かといってPDAとしては大きすぎという事で、どうせ持ち歩くのならば普通のノートPCという事に落ち着いてしまった。そして、PDA的なものに関しては他に代替も無いと言う事で(その頃既に本家PalmもOEMでClieブランドを展開していたSONYも市場撤退の状況)、最後はHPのIPAQをしばらく使っていた。(モデル名は忘れた)

でも、PDAを使っていて、いつも中途半端感がぬぐえなかったのが、母艦であるPCとの連携を常に取っておかないとなんだか「どっちの情報が新しいんだっけ?」な状態になることと、入力デバイスがどうしても「紙にペンで書く」スピードに追い付かないので、結局「紙にメモしちゃう」といういかにもありそうな事だった。

スケジュールの管理をgoogleカレンダー上に移して以来、携帯からそこを覗くと言う事で、この「どれが最新」状態から解放されるとともに、「携帯以外にPDAを持つ」という必然性がなくなってここ数年はその手のものを持たずに暮らしていたのだけれど、googleカレンダーやらドキュメントやら、はたまたever noteなんかのクラウドサービスを使うようになった昨今、i-phoneユーザーを「羨ましいなぁ」という気持ちで見ていたのは事実だった。

で、やっと「キャリアの問題」が片付いて晴れてギャラクシーSが手元に来たのだが、予想通りというか予想以上に便利に使えている。
当たり前の事だけれどアンドロイドマシンはgoogleの各サービスとの連携がよく、カレンダーもどこか(PCでも携帯でもという事)をローカルで変更すれば、同期を気にしなくても自動的にとれていると言う、昔だったらば感動ものの状態(笑)にあるし、基本は電話といいつつも一昔前のPC並みの機能をこれ一台でこなせてしまうと言う事で、もしかすると毎日持って歩いているMac book proも持たなくても良いかな?とも思っている。(最近プレゼン屋として自らプレゼンする機会も減ってるし)
唯一、「電池のもちがやはりね」というのが課題だけれど、これはエマージェンシーで充電できる環境を持つと言う事で(エネループのmobileチャージャーとか)解決すればよいと割りきれば、かなりの満足度と完成度を持っていると評価できる。

でも、これって、必ずしもスマートフォンというハードウェアだけの評価ではなく、クラウド上でサービスが色々と提供され、それを当たり前のように使うようになったと言う、環境の進化、変化によるところも大きいのだと改めて思った。
そういった意味では、googleがもたらした恩恵は大きなものがあるし、それに追随するように出来上がったエコシステム全体が大きな価値を持っているのだと、改めて思わざるを得なかった。
逆に、ここまでこのエコシステムに自分の情報をゆだねて居ることが、本当に大丈夫なのかな?とも思ったのも事実。
でも、この流れは不可逆的なもので、戻れないのだろうなぁ・・・