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google VS 中国政府

昨日から世間を賑わしている「google中国市場撤退」のnews。(例えばhttp://jp.techcrunch.com/archives/20100112google-china-attacks/
簡単に言えば「ずーっと検閲がある事もしょうがないと思って付き合ってきたけれど、ビジネス的にもあんまり美味しくないからやめよっかなぁ?」「もう少し自分たちのビジネスモデルに近寄ってくれると嬉しいのだけれどな」とジャブを打ってるって感じなのだろうか?
自主規制で見れなかった天安門事件のコンテンツを見られるようにしてみたり、結構根性の入った反撃している感じもするし、予想通りとはいえ「民意」はgoogleの撤退を招いた中国政府の対応に対してネガティブな意見も出ているようだし(例えばhttp://www.itmedia.co.jp/news/articles/1001/14/news050.html)、ほんとのところはgoogleもどう考えているのだろうな?と感じた。

確かに現状では「検索」と言うビジネスフィールドでは中国におけるgoogleの立ち位置は必ずしも磐石ではないし、いかに膨大な人口と、順調な経済成長を持つ中国市場でも、短期的に見たときには「撤退」と言うこともリーズナブルな選択としてあるのかもしれない。
ただ、Nexsus oneを投入したばかりのこのタイミングで、mobile市場として莫大なポテンシャルを持つ中国市場をgoogleは無視出来るのだろうか??

なんとなく、今回の騒動の向こう側で結果として中国政府との歩み寄りが出来ると言う読みが、googleサイドにあるのじゃないかなぁ、なんて感じるのだ。
結果として、検索ビジネスに関しても今まで以上の自由度を手に入れ、ビジネス的にもジャンプアップするチャンスを握るのじゃないかと言う気がしている。(全然当たらないかもしれないですが・・・)
そのくらい「インターネットと言う国境の無い国家」の中で、googleは自らの立ち位置に自信があると言う事なのかもしれないなぁと穿った見方をしてしまった。